2017年11月11日
コラム
自動車部品の豆知識
部品の豆知識~バッテリーについて~
JAFのロードサービスの出動理由の第一位がバッテリーあがりで、全体の3割を占めるそうです。自動車関係のトラブルで最も多いのがバッテリーのトラブルといえそうです。
バッテリーの基礎知識をご案内したいと思います。
HV車には2種類のバッテリーがありますが、今回はエンジン始動用補機バッテリー(ノーマル車のバッテリーに相当)についてお知らせいたします。
バッテリーのサイズについて
バッテリーのサイズは概ね各車種により指定サイズがあります。特に寸法や端子の向きを変えると物理的に装着できなくなります。上記画像の図1バッテリー型式の見方をご覧いただくと例えば55B24Lといったサイズの場合、B24Lは寸法・端子を表示していますので、ここが違うと装着できなくなります。55の部分はバッテリーの性能ランクです。性能の具体的な意味は概ね『容量』と考えていただいてよいと思います。流れる電流・電圧自体は変わりありません。容量を大きくすればバッテリーあがりしにくくなり、エアコン、オーディオ等の電装品もゆとりをもって使えますが、反面価格も高くなり費用対効果を考えると微妙かもしれませんね。やはり各車種の指定サイズが良い気がします。
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は使用環境や個体差で大きく異なりますが(乾電池でも個体差がありますよね)、平均すると2~3年と言われています。以前はバッテリー性能低下のサインとしてライトが暗くなったり、エンジンのかかりが悪くなったりしたものですが、最近のバッテリーは性能が向上し、ギリギリまで性能を維持できるようになってきています。ですから『急にエンジンがかかりにくくなった』などというトラブルが絶えません。やはり定期的な交換がおすすめです。バッテリーあがりについてはまた後日、ご案内いたします。
バッテリーの点検・交換
バッテリーの点検はバッテリーの液量のチェックやテスターを使用した点検などがあります。弊社工場では車検・法定点検・プロケア10などの点検でご入庫の際に点検を実施しております。バッテリー周辺は高圧電流が流れておりますので、ぜひ我々プロフェッショナルにおまかせください!