2017年10月19日
コラム
整備のアドバイス
整備のアドバイス~タイヤの空気圧について~

自動車のメンテナンスにおいて、意外と見過ごされがちなタイヤについてのお話です。
タイヤは車の車体と路面を繋ぐ唯一の存在。タイヤをおろそかにすると思わぬ事故につながります。そんな大事なタイヤには大まかに4つの役割があります。
(1)車両の重量を支える。(負荷荷重性能)
車両や乗員、荷物などの重量を支えます。
(2)駆動力、制動力を伝える。(トラクション、ブレーキ性能)
車のエンジンやブレーキのパワーを速やかに路面に伝え、進んだり止まったりします。
(3)方向を変更・維持する。(操縦、安定性能)
直進を維持したり、方向を転換したり、車の進む方向をリードします。
(4)路面からの衝撃を和らげる。(乗り心地性能)
路面からのショックを吸収し緩和します。
さて、タイヤのメンテナンスで一番肝心なのが『空気圧』です。
タイヤの空気は自然に減っていきます。穴の開いていない風船でも時間が経つとしぼんでしまいますよね?ケースによりますが、1ヶ月で1~2割低下してしまうこともあります。
空気圧は高すぎても、低すぎても悪い影響があります。適正空気圧は車両によって異なります。ガソリンスタンドなどでも調整してもらえます。もちろん弊社でも喜んで調整いたします!
タイヤ空気圧が低すぎると…
〇 編摩耗の発生(タイヤの減り方がおかしくなり、寿命も縮みます)
〇 操縦安定性の低下(ハンドルをとられたりします)
〇 燃費の低下
〇 タイヤの損傷
などのトラブルの原因になります。
逆に高すぎると…
〇 編摩耗の発生
〇 乗り心地の悪化
〇 タイヤのバースト
などなど、お手軽なメンテナンスがリスク低下につながります。
くれぐれもご注意を!